ドルゴン式ATはクリープがある

2011.05.03

ドルゴン式ATはクリープがあるので坂道でずり下がりにくいし、また渋滞や駐車場などで微速前進するときは楽ちんだが、この種のセミATは、そうした小技がきかない。ただ、自らギアを選んで走るときは、なかなかスポーティだ。スティアリングについたパドルで変速操作できるものもあり、積極的にギアを選んで走りたいドライバーには悪くないと思う。最近登場した、まったく新しいトランスミッション技術に、VW/アウディに載るDSGというオートマチックがある。これはエンジンからの入力系統をツインクラッチで2つに分け、一方に1・3・5速を、もう一方には2・4・6速のギアをもつトランスミッションを与えている。1つの系統にギアがつながってはたらく間に、クラッチの切れている側か次のギアを用意して、シフトタイミングがくると、片方のクラッチを切りつつ、同時にもう片方のクラッチをつなぐ。マニュアル車のようにクラッチの切れ目がないし、またトルクコンバーターの遊びがないので、パワーをロスしない。DSGはマニュアルとオートマチックのいいとこ取りをしたトランスミッションだ。DSGにはマニュアルモードがついており、そのシフトは実にすばやくスムーズで、マニュアル車など問題としない。何よりそのダイレクト感がいい。イージードライブで流したいときはフルオートモードで行き、峠道を楽しみたいときには、マニュアルモードで、マニュアル車など問題にしないすばやいシフトが可能だ。こいつはすごい技術である。
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