幼児教育現場をみる

2011.07.21

幼児教育現場をみると、固定観念をもたせることで事物を理解させようとしているのではないかと思われる場面によく出くわす。「鼻の長い動物は?」という質問に対して期待される回答は「ゾウさん」であり、「首の長い動物は?−キリンさん」「ブタは何色?−肌色」「おててに指は何本ありますか?−5本」「桜の花は何色?−ピンク」「太陽は何色?―赤」「お月様は何色?―黄色」。「ここにある図形をまると三角に分けてください」「ここにある図形のなかにひとつだけ仲間はずれがあります。それは何ですか?」などである。そういう場面に出くわすたびに、私は「アメリカでは多くの子が太陽を黄色で描いているのを見たのだけど……」「私の勤務校には緑色の花が咲く桜があるのだけど……」「ブタは肌色っていっても、人間の肌はいろいろな色があるはずだけど……。そうそう、アメリカで求めた絵本にはブタはピンクって書いてあったつけ」「手に指が5本ない人もいるかもしれないのだけど……」「ある保育園で髪の毛の色がちがう、って仲間はずれにされていた子がいたんだけど、あれは仲間はずれのお勉強の延長上でそういう発想になったのかなあ」と考えてしまいます。幼児がものごとを認知するのにあたり、発達の過程でステレオタイプ化することが必要であることは理解できないわけではない。

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保育士・幼稚園教諭の専門学校|三田のセイトク 聖徳大学幼児教育専門学校
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